2013年02月28日

バイオリン協奏曲 第5番 イ長調【K219】

モーツァルトのバイオリン協奏曲 第5番をBGMにお仕事。

カップスープスピーカーから流れ出る華麗な旋律がある意味シュール。

さて、この曲は1775年12月に作曲されたそうだから、1756年生まれのモーツァルトは当時19歳。

ええ〜!19歳?

今まで、どの曲を何歳の時に作曲したのかということにほとんど関心を持たずに
ただ聞き流していたので、改めて知るとその早熟ぶりに驚く。

ねこてんは19歳の時に何をしていたかというと、幼少時から嫌々習わされていたピアノを
遠方への大学進学を口実にやっと止めれて、「これで、ついに人並みに爪を伸ばせる〜
ばんざーい!マニキュアとかできるぞ〜〜〜」などと低次元のところで、
ワクワクテカテカしていたのである。

こうして書いてみると、己の低級さにしょんぼりするけれど、まあ、天才モーツァルトと
凡人にも程があるねこてんを、比べても仕方がないのでいっか〜。

話を元に戻して、K219。

このバイオリン協奏曲は『トルコ風』というニックネームが付いている。

18世紀の西ヨーロッパは、かつては大帝国だったオスマントルコに脅かされていた
歴史を持っているが、メフテルハーネ(オスマントルコ軍楽メフテルを演奏する軍楽隊)
の影響や、東洋趣味などが相まって、トルコっぽいのが流行っていたらしい。

K331 ピアノソナタ第11番イ長調の第三楽章は、別にモーツァルト本人が言った
訳ではないけれど、「トルコ行進曲」として有名だしね。

モーツァルトのトルコ行進曲と言えば、ファジル・サイの演奏がものすごくカッコイイ。



ええっと・・・(´Д`υ)))

話をK219に戻して〜

<第一楽章>
Allegro aperto イ長調 4/4拍子 協奏風ソナタ形式

アレグロというくらいだから、軽やかで速め。
アレグロの後ろについているアペルトは、開けた音でせいせいした感じで
弾きなさい(ねこてん意訳)ということ。

軽快で明るくはっきりとした、力強い若さ溢れる曲。

若きモーツァルトが肩で風切ってブイブイ言わせてた(かどうかわからないけど…汗)
感じがとても良く出ていて、ねこてんは好きです。

<第二楽章>
Adagio ホ長調 2/4拍子 

アダージョなので、おっとりゆるやか。
元気いっぱいの第一楽章のあとに、こういうまったりした第二楽章が来るのは、よくあるパターン。

細かい音のシャワーが、ゆっくり静かに降り注ぐ感じで癒されますね〜。

<第三楽章>
Rondeau:Tempo di Minuetto イ長調、3/4拍子

ロンド:テンポ・ディ・メヌエット
メヌエットの速さのロンドという注文が付いている。

伸びやかなバイオリンソロの音が美しい。

トリオに入ると、短調になって、拍子も2/4拍子に変わりテンポも速くなる(アレグロ)。
途中、チェロ・コントラバスが、弓の毛ではなく、木で弦を叩くという、
知らない人が見たら「な、なんですか?」というような、テクニックが使われている。

これは、別に大型弦楽器組がやけっぱちになって、バシバシやってるわけではなく、
コル・レーニョといって、弓の棒の部分で弦を叩くことによって、この曲の場合、
メフテルハーネが行進の時に打ち鳴らす、太鼓的な効果を狙っている。

ねこてんはこのトルコ風のところを聴くといつも童謡の「コガネムシの歌」を思い出すんだよね〜。
「♪かねぐらた〜てた、くらたてた〜」って聞こえて来ません?
・・・いや、いいです。すみませんでした orz

さて、ねこてんの敬愛するバイオリニストの川畠成道さんがソロを弾いていらっしゃる、
弦楽アンサンブルコンサートの模様がYoutubeにアップされていたので、ご覧ください。

4分20秒あたりから、向かって右側のチェロ・コントラバスエリアに注目



モーツァルトはこの曲を最後にバイオリン協奏曲を書いていない。

つまり、たった5曲しかバイオリン協奏曲を書かなかったということだ。

まだまだ若かったのに、いったいどうしたんだろう。
1年で急に5曲も一気に作ってしまったので、マイブームが去ったのか。

モーツァルトの明るい曲想に、バイオリンのキラキラした高音はとても似合うのになあ。

今更言ってもなんだが、本当に残念なことである。

■モーツァルト バイオリン協奏曲第3番・第5番
アンネ・ゾフィー・ムター弱冠14歳の時のデビューアルバム。
彼女を見出したカラヤンとの共演という豪華絢爛な一枚。



posted by ねこてん at 15:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | バイオリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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