2013年03月15日

果てしない。くらくらするほど。

『ヴァイオリンを弾くということは、不正確な音程、穢い音、不正確なテンポ、
即ち不快感との絶え間のない戦いである。』
−−−伊丹十三 『ヨーロッパ退屈日記』より


ああ、あまりにもあまりにも同意。

『この本によって、わたくしは論理的な物の考え方というものを学んだ。
自分の欠点を分析してそれを単純な要素に分解し、それを単純な練習方法で
矯正する技術を学んだのである。』
−−−同上


文中の「この本」というのは、「カール・フレッシュ ヴァイオリン奏法」。

『どんな疑問が起きようと、答えは必ずカール・フレッシュの中に
見出すことができた。』
−−−同上


などと、さらりとおっしゃっているが、自分のできないところを
正確に把握して、それを本に照らし合わせて適切な箇所を読解し、
さらに実行に移すことは容易ではない。

やっぱり伊丹さんは天才だ。
(努力できるのも天才のひとつの能力だと思うのです)

1.自分の欠点を分析して ⇒ これはなんとかできるかも…
2.それを単純な要素に分解し ⇒ これはなかなかできないでしょ。
3.それを単純な練習方法で矯正 ⇒ 地味で短調な果てしない努力が必要。


ああ、ねこてんは、くらくらしてきた頭を抱えてうずくまるのみ。


上記の伊丹さんのバイオリンに関する文章が載っている本
小学生の頃、親の本棚にあったのを読んで以来座右の書です。





posted by ねこてん at 12:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | バイオリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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