2013年03月07日

語られなかった皇族たちの真実

竹田 恒泰 著     語られなかった 皇族たちの真実

著者の竹田さんは、明治天皇の玄孫(孫の孫)に当たられる方だそうで、
竹田家は旧皇族で、宮家と呼ばれていた…。

根っからの庶民のねこてんは、華族と呼ばれていたお家と宮家と呼ばれている
お家の違いもよくわからない。イメージ的には三島由紀夫の小説の世界。
なんだか綺羅びやかな感じ?ぐらいの曖昧模糊としたものだ。

という畏れ多い状態(無知ともいうw)から抜け出すために、読んでみた本。

数年前に話題になった女性天皇の話にも興味があったし。

著者は言うなれば、『内輪』の人なので、天皇家と宮家の関係とか、
神代から続く皇室の歴史などが、とてもわかり易く書かれていた。

そして、どうして皇位継承に関しては男系でないといけないのか、
大変詳細に強く主張されていて、ねこてんにもその論理はよく理解できた。

正直、これを読むまでは「女性でもいいんじゃないかな。昔も女性天皇いたし」
と単純に考えていたのだ(恥)

宗教的な側面を軽視していたというか、あまり気にもとめてなかったというか。

ねこてんは、生まれた家がキリスト教だったので、日本人のくせに
日本の宗教的儀式とかタブーにとても疎い。

で、この本を読んで、まあそういうことなら、決められた儀式を執り行う上で、
確かに女性ではまずいんだろうと遅まきながら気づいた。

でも、そもそも始まりの始まりは天照大御神という女神であったのだから、
その不浄の概念はいかがなものなのか…という疑問は残るけれど、
そこは、この本では明確になっていなかったように思う。

ただ単にねこてんの理解が悪いだけかもしれないけれど。

しかし、それは別として感銘を受けたのは、この時代に、
ここまで、皇室のことを真剣に考え、絶対譲れないものとして
啓蒙に務める情熱を持った若い世代(著者は1975年生まれだから、
まだ30代だ)が、日本にいるんだなあということ。

まあ、この人にとっては、下世話な言い方をすれば、実際の親戚関係の話
だから、当然のことなのかもしれないが。

天皇、皇室、宮家などについて、ねこてんと同レベルの認識しか
持っていない方々には、本当におすすめの本だと思う。
「血のリレーの伴走者」のくだりなんか、その覚悟に胸が突かれる思いがした。

日本人だしね。
外国の人に尋ねられた時に恥ずかしくない程度の正しい知識は持っていないと。

ただ、初めから知識をお持ちの方々には、ひょっとしたら
もうとっくにご存知のアタリマエのことしか書かれていないかもしれない。

あ、それから、本のタイトルだけ見て、女性週刊誌的な内輪話を期待された
方は、あまり欲求は満たされないと思う。

そういう類の暴露本とは遠いところにある本です。

ねこてんの感想はただ一言。上つ方は、本当に大変だ… orz





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2013年03月06日

ゆるキャラ道

最近ゆるキャラブームで、ねこてんも御多分にもれず一昨年から
ゆるキャラグランプリの投票を始めました。
(投票するとそのキャラの壁紙がもらえます←どうでもいい情報w)

一昨年は、「くまモン」と「いしきりん」に投票しました。
くまモンは、一目見たときから、あの邪悪な縦に裂けた瞳孔
ゆるキャラに似合わない、やたらと軽い身のこなしにやられました。

この年、くまモンは見事グランプリ一位に輝き、東大阪石切参道商店街の
マスコットキャラいしきりんも確か6位くらいに入ったんじゃなかったか。

昨年は、「にゃんばろう」と「くしたん」と「あべのん」に投票したのでした。
注)「にゃんばろう」は大阪市営地下鉄のキャラ    393位
  「くしたん」は大阪新世界・串かつキャラクター  347位
  「あべのん」大阪市阿倍野区のマスコットキャラ  369位  
   ※ねこてんが好きな順で表記。
   ※それぞれ300位代で、まだまだこれからの成長株(か?)

基本、地元大阪のキャラで、見た目もツボのものを選んでいます。
あとはたまたま行ったイベントに、そのゆるキャラが参加していて、
実物を見ると意外に動きが愛らしかったり面白かったりしたものとか。

いい年をしてあまり大きな声で周りに触れ回れる趣味ではありませんが、
くまモンをはじめとするゆるキャラの集い的なものが、
近場であるとわかると、時間さえ合えば出かけて行ったりします。

最近は、くまモンはあまりにも全国的な"スター"になってしまい、
イベントでもあろうものなら、人出がものすごいことになっています。

ねこてんは、会社員ですから、基本土・日のイベントしか
行けないせいもあるんでしょうが。

ファンの方々もなかなか濃い感じで、その人間ウォッチングも楽しい。

と、多種多様な楽しみ方があり、意外にも奥の深い(ホントか?w)
『ゆるキャラ道』ですが、最近のねこてん的ヒットは、今更の「いしきりん」。

ishikirin.jpg
2013年2月22日(金) 大阪新世界94祭(くしまつり)でのお散歩

松竹芸能に『アイドル』として所属したり、お笑いのR1グランプリ予選に出たり、
ついこの間は「笑っていいとも」のテレフォン・ショッキングに呼ばれたりと、
ここのところ、タレント活動w目覚ましいいしきりんちゃん。

いつの間にか公式テーマソングが出来ていて、これがもう可愛いんです。

正統的なかわいらしさというかね。
くまモンみたいに邪悪さを底に秘めたアレじゃなく、本当に無垢で。

あんまりこういう直球ストレートみたいなかわいらしさに興味がなかった
ねこてんですが、なんだろう、この心洗われるような気持ち。
あやうく涙ぐみそうになりました(・ω・;)

生きていく上で、色々あるのが人生ですが、そんな人生に疲れたあなた、
「おいらも汚れちまったなあ…」と思っているあなたにおすすめです。



iTurnesストアや着うたで配信中らしいです。

くまモン体操を超えるヒットなるか?!


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2013年03月05日

蒼き狼の血脈

小前 亮 著    蒼き狼の血脈

モンゴルの草原を吹き渡る風の匂いがする物語。

ねこてんは、この著者の作品を読むのは初めてで、
寡聞にしてお名前も知らなかったので、調べてみると、
東大の大学院で中央アジア・イスラーム史を専攻された
学者さんだった。

大昔、井上靖さんの「蒼き狼」を読んだことがある。
あまりに昔で、内容は明確に覚えていないが、
モンゴルの人々が、「蒼き狼」と「生白き牝鹿」の
子孫だと信じているというような話があって、
非常に印象的だった。

テムジン(チンギス・ハーン)は自分を蒼き狼になぞらえ、
妻を生白き牝鹿になぞらえていたような気がするが、
定かではない…妄想かしらん。

まあ、とにかく、そのモンゴルの始祖たる「蒼き狼」の
血がチンギス・ハーンから、その孫のバトゥに、そして
これは、本書には書かれていないが、その後もモンゴルに脈々と
流れていくのであった…という壮大な物語。

主人公のバトゥは、チンギス・ハーンの長男ジョチの息子だが、
ジョチの出生に疑惑があったため、ジョチ家自体が、跡目相続の
対象外みたいな扱いを受けている。

父ジョチが不遇のまま最期を遂げ、バトゥはモンゴルの王「カーン」の
位に付くことは求めず、ひたすら西方に領土を拡大することに情熱を燃やす。

色々ゴチャゴチャと陰謀渦巻くモンゴル本体から遠く離れ、
ひたすら目の前の敵を打ち崩して行くうちに、ついに東欧にまで
その勢力は拡大し、無敗の将はサイン・カン(賢明なる王)
と呼ばれるようになる。

その間のことが、ドロドロせずに結構淡々と書かれているので、
最初のうちはキャラが立ってこず、何度も巻頭に付いている系図を
見直して、人間関係の把握に努めなければならなかったが、
序盤を過ぎると、俄然面白くなってページを繰る手が止まらなくなった。

さすがは学者さんが専門分野を書いた本だけあって、
その時代のモンゴルの風習や、役職や、家柄の描写がとても興味深かった。

人間関係は必要最低限のところで敢えて止めているのかと思わせるような
サラリとした記述なので、これを物足りないと思うかどうかは
好みが分かれるかもしれない。

ねこてんは、とても好ましく感じた。

他の作家に散見する、意図的に登場人物に、妙にエキセントリックだったり、
利己的だったり、甘ったれていたりするしつこい味付けをしているという
ことがなく、史実という素描の上に、水彩がサラッと塗られているような作風で
素直に読み進められた。

だからと言って、人物描写が足りないわけではなく、魅力的な脇役が
たくさん出てきて、その人々がバトゥに及ぼす影響も面白かった。

冒頭に書いたように、モンゴルの草原を吹き渡る風の匂いがする。

その風は時に羊や馬の乳の甘い香りがしただろう。
また、ある時には、今流されたばかりの生々しい血の臭いがしたに違いない。
腐りかけた屍肉の臭い、略奪され燃やされた家の臭いも。

そういう風が足元の草を渡り、あるいは、積もった雪を捲き上げる中、
独りで大平原に立ち尽くしているような読後感の本。

モンゴル、蒼き狼、馬乳酒などの単語に胸がときめく方にはおすすめ(。-_-。)





posted by ねこてん at 18:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月04日

Photoshop CS6 でスキャナが繋がらない!

チョット前に、会社がAdobeのCreative Suiteを最新版にしてくれたんです。

それまでは、CS3を使っていたんですが、4も5もすっ飛ばしていきなり6に
なったせいか、少々使いづらいところも。

まあ、ソフトをバージョンアップすると、多かれ少なかれそういうことは
あるので、日々慣れていくしか仕方がないんですけどね。

今回、ルーチン作業で写真をスキャンしようとして、いつものように
フォトショップを立ち上げ、ファイル>読み込み を選んだのに、
いつも表示されるTWAIN機器が出てこない…あれ?となってしまいました。

CS3も残してあるので、読み込みだけそっちでやってもいいんですけど、
せっかく最新バージョンがあるのに、なんか悔しいので、調べてみました。

どうもAdobeは今ではTWAINは推奨しておらず公式サポートしていないらしい。
CS5からは同梱もされないようになったみたい (゚Д゚)ハァ?

ええ〜!寝耳に水です (TдT)

じゃあ、どうすればいいのよっ!?(逆切れ気味w

どうもねえ、CS6用のTWAINプラグインをダンロードしてインストール
しなきゃならんようですよ。

Photoshop Help / TWAIN plug-in | Photoshop CS4, CS5, CS6

えー、めんどくさいなあ。最初から入れといてくれればいいのに ヽ(`Д´)ノ

グチグチ言っててもお仕事は終わらないので、まずは立ち上がっている
フォトショップCS6をいったん終了します。

上のリンクのページ最上部に、各バージョン別のリンクがあるので、
ねこてんは、「Photoshop CS6 and TWAIN」をクリック。

ページ内リンクで、CS6の該当箇所に飛ぶので、その中ほどにある
OS別のリンクをクリックして、プラグインをダウンロードします。

ねこてんの会社はwindowsなので、windows用のzipファイルをダウンロードして
解凍します。中身は32ビット用と64ビット用のふたつのフォルダが。

ねこてんのwindowsはXPなので、32ビット用を使います。

フォルダの中身を
C:\Program Files\Adobe\Adobe Photoshop CS6\Plug-ins
に移動して、もう一度フォトショップCS6を起動すると…あら不思議。

ファイル>読み込みのところに、さっきは影も形もなかった
スキャナの名前が表示されていて、無事スキャンすることができました。

んもーー、簡単なことなんだけど、なんかいつもながら不親切だなー>Adobe

※ねこてんの環境下での手順です。ダウンロードするファイルの種類や、
プラグインを収納する場所は各自ご自分の環境で読み替えてくださいね。


もし、お困りの方がいらっしゃったら、ぜひお試し下さい〜♪

追記)
今、スキャンした写真を真っ直ぐにしようとして、いつものように
「ものさしツール」を探したら、どこにもない!

すったもんだした挙句、どうもCS6は切り抜きツールが進化しているっぽい
ことに気づきました。

photoshop.jpg

切り抜きツールを選ぶと上に「角度補正」というメニューが現れます。
それを押すとカーソルが十字に変わって、以前のものさしツールと同じように
水平垂直を出したい辺をなぞると勝手に調整してくれます。

切り抜きもそのままできるので、慣れると便利かも。

もう、皆さんお気づきでバリバリ使っていらっしゃるかもですが、
ねこてんは、激しく戸惑ったので、追記しました(^ω^;;)





posted by ねこてん at 18:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事的メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月01日

なんだか勇気をもらえるムービー

アメリカの、初心者用というかフィドラー用というか、とにかくとても安価な
バイオリンセットのコマーシャルビデオ。

99ドルで、バイオリン本体にケースと弓が2本と予備の弦一式と予備の駒とチューナーと肩当て…
うぁ〜こんなに色々付いてくる!こりゃ、めっちゃ安い!!アンビリーバボー!!!的なノリ。

出演者は、海兵隊員みたいなごついアメリカ人男性。

この人はFiddlerman.comというバイオリンの学習サイトとFiddlershop.comというバイオリン販売サイトを運営している。

サイトの中の「フィドラーマンについて」を読んでみると、25年以上にわたってアメリカと
ヨーロッパでプロとして演奏しているPierre Holstein(ピエール・ホルスタイン)という人らしい。
マイアミ大学で音楽を専攻したそうだ。

それはともかく、このビデオは彼が注文した99ドルの楽器が届いて、
ダンボールの梱包を開けるところから始まる。

梱包の中にバイオリンケース、それとは別に小さな箱が入っていて、
「こりゃなんだ?おお!チューナーじゃないか。こんなおまけがあるなんて知らなかったよ〜」
とか言いながら横にどけて、バイオリンケースを取り出す。

「良いケースじゃないか」と、撫でたりくんくんニオイを嗅いだり、外のジッパーを
とても乱暴にジャーと開けてチェックしたり。

いちいち説明していたら、きりがないのであとはムービーを見ていただくとして。
(英語ですが、動作を見ながらなので楽しめると思います)

で、まあ、いかにこのセットが安いか、お得か、アメリカ人特有のチャーミングで
ポジティブ、かつ大袈裟な感じでさんざん説明したあと、(俺は普段肩当ては
使わないんだけどと何度も言いながら)「これを付けるとこんなに安定してバイオリンを
ホールドできるよ〜、特に初心者にはいいんじゃないかな」と説明したおまけの肩当てを
「俺は肩当ては使わないんだよね〜」とさっさと外して、音階をすごいビブラートを
掛けながらひとしきり。

その構え、運弓が、なんかもうマッチョで(笑)

ねこてんの持っていた「バイオリンを演奏する」という概念から大きくかけ離れた感じ。
フィドラーとはこういうものなのか。

「音も悪くないね〜」と言いながら、もう一度、何がおまけに付いてくるか
繰り返すんだけど、途中で見失った予備の駒がやっぱり見つからなくて…。

その辺を散らかしまくりながら探す仕草が、天衣無縫(ガサツとも言う)で和んだ(笑)

「まあ、とにかく、音悪くないよ〜」と、再び音階を力強くG線からE線まで
一本づつ弾いていく。

確かに、99ドル(1万円しない)楽器とは思えないほど、くっきりした立派な音が出ている。

で、とうとうチャルダーシュの一節を弾きはじめるんだよね。

ねこてんは、チャルダーシュが弾きたくてバイオリンを始めたので、「チャルダーシュ」と
言うだけで、耳がピンと立ち上がる。

演奏部分だけを見るなら13分20秒くらいから。


確かに、楽器の値段が値段だから音に深みはないけれど、力強くて
なんというか、男らしいチャルダーシュでした。

色々な意味で、ねこてんはこのムービーからとても勇気と元気をもらいました。
ありがとう、フィドラーマン!

ちなみに、この99ドルのバイオリンセット、今は109ドル99セントに値上がりしているみたい。


posted by ねこてん at 15:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | バイオリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月28日

バイオリン協奏曲 第5番 イ長調【K219】

モーツァルトのバイオリン協奏曲 第5番をBGMにお仕事。

カップスープスピーカーから流れ出る華麗な旋律がある意味シュール。

さて、この曲は1775年12月に作曲されたそうだから、1756年生まれのモーツァルトは当時19歳。

ええ〜!19歳?

今まで、どの曲を何歳の時に作曲したのかということにほとんど関心を持たずに
ただ聞き流していたので、改めて知るとその早熟ぶりに驚く。

ねこてんは19歳の時に何をしていたかというと、幼少時から嫌々習わされていたピアノを
遠方への大学進学を口実にやっと止めれて、「これで、ついに人並みに爪を伸ばせる〜
ばんざーい!マニキュアとかできるぞ〜〜〜」などと低次元のところで、
ワクワクテカテカしていたのである。

こうして書いてみると、己の低級さにしょんぼりするけれど、まあ、天才モーツァルトと
凡人にも程があるねこてんを、比べても仕方がないのでいっか〜。

話を元に戻して、K219。

このバイオリン協奏曲は『トルコ風』というニックネームが付いている。

18世紀の西ヨーロッパは、かつては大帝国だったオスマントルコに脅かされていた
歴史を持っているが、メフテルハーネ(オスマントルコ軍楽メフテルを演奏する軍楽隊)
の影響や、東洋趣味などが相まって、トルコっぽいのが流行っていたらしい。

K331 ピアノソナタ第11番イ長調の第三楽章は、別にモーツァルト本人が言った
訳ではないけれど、「トルコ行進曲」として有名だしね。

モーツァルトのトルコ行進曲と言えば、ファジル・サイの演奏がものすごくカッコイイ。



ええっと・・・(´Д`υ)))

話をK219に戻して〜

<第一楽章>
Allegro aperto イ長調 4/4拍子 協奏風ソナタ形式

アレグロというくらいだから、軽やかで速め。
アレグロの後ろについているアペルトは、開けた音でせいせいした感じで
弾きなさい(ねこてん意訳)ということ。

軽快で明るくはっきりとした、力強い若さ溢れる曲。

若きモーツァルトが肩で風切ってブイブイ言わせてた(かどうかわからないけど…汗)
感じがとても良く出ていて、ねこてんは好きです。

<第二楽章>
Adagio ホ長調 2/4拍子 

アダージョなので、おっとりゆるやか。
元気いっぱいの第一楽章のあとに、こういうまったりした第二楽章が来るのは、よくあるパターン。

細かい音のシャワーが、ゆっくり静かに降り注ぐ感じで癒されますね〜。

<第三楽章>
Rondeau:Tempo di Minuetto イ長調、3/4拍子

ロンド:テンポ・ディ・メヌエット
メヌエットの速さのロンドという注文が付いている。

伸びやかなバイオリンソロの音が美しい。

トリオに入ると、短調になって、拍子も2/4拍子に変わりテンポも速くなる(アレグロ)。
途中、チェロ・コントラバスが、弓の毛ではなく、木で弦を叩くという、
知らない人が見たら「な、なんですか?」というような、テクニックが使われている。

これは、別に大型弦楽器組がやけっぱちになって、バシバシやってるわけではなく、
コル・レーニョといって、弓の棒の部分で弦を叩くことによって、この曲の場合、
メフテルハーネが行進の時に打ち鳴らす、太鼓的な効果を狙っている。

ねこてんはこのトルコ風のところを聴くといつも童謡の「コガネムシの歌」を思い出すんだよね〜。
「♪かねぐらた〜てた、くらたてた〜」って聞こえて来ません?
・・・いや、いいです。すみませんでした orz

さて、ねこてんの敬愛するバイオリニストの川畠成道さんがソロを弾いていらっしゃる、
弦楽アンサンブルコンサートの模様がYoutubeにアップされていたので、ご覧ください。

4分20秒あたりから、向かって右側のチェロ・コントラバスエリアに注目



モーツァルトはこの曲を最後にバイオリン協奏曲を書いていない。

つまり、たった5曲しかバイオリン協奏曲を書かなかったということだ。

まだまだ若かったのに、いったいどうしたんだろう。
1年で急に5曲も一気に作ってしまったので、マイブームが去ったのか。

モーツァルトの明るい曲想に、バイオリンのキラキラした高音はとても似合うのになあ。

今更言ってもなんだが、本当に残念なことである。

■モーツァルト バイオリン協奏曲第3番・第5番
アンネ・ゾフィー・ムター弱冠14歳の時のデビューアルバム。
彼女を見出したカラヤンとの共演という豪華絢爛な一枚。



posted by ねこてん at 15:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | バイオリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月27日

イン・ザ・プール、空中ブランコ、町長選挙

奥田英朗 著    イン・ザ・プール、空中ブランコ、町長選挙

いわゆる、伊良部先生シリーズですね。

ねこてんは、長らくこのシリーズを「アナザヘブン」みたいなホラー物だと
思い込んでいました。

たぶん、文庫版の表紙(あの見ようによっては不気味なアモール)を見て
そんな気がしていたのだと思います。

一時期、ホラー物にはまっていたことがありましたが、ここ数年は食傷気味で
このシリーズも、ホラーだと勘違いしていたために、割りと最近まで手に
取りませんでした。

書評か何かで、ヘンテコな精神科医がどうたらこうたらみたいな文章を読み、
あれれ〜ホラーじゃないかもということで、読んでみたらこれがなかなか面白い。

はじめは、「イン・ザ・プール」と「空中ブランコ」のみ入手したんですが、
すぐに、シリーズ最新の「町長選挙」も揃えちゃいました。

3冊とも短篇集で、訪れる患者よりもよほど重篤な病に罹っているとしか
思えないような、フリーダムな精神科医の伊良部一郎先生が、毎回荒唐無稽な
ドタバタを繰り広げるうちに、結構深刻な患者たちは、脱力し、諦観し、
なんだか吹っ切れて、気がつくと治療されてしまっているというお話。

謎の看護婦(刊が進むと看護師に呼称変更)がスパイス効かせてて良いですね。
ねこてんの中では、映画「パコと魔法の絵本」に出てきた土屋アンナさん
扮するおっかない看護師に変換されていました。

どの話も、悩んで追い詰められて病んでしまう人々は、現代社会の色々な側面を
的確に切り取っていて、ちょっとひとごとではない、あるいは、身近にそんな
人がいるかもと思い当たるフシがあったり。

ここが、きっちり書かれているので、伊良部先生の天衣無縫ぶりが、
単なるオフザケにならないで済んでいる。
(伊良部先生って容姿を完全度外視すると、京極夏彦氏の妖怪シリーズに
出てくる超探偵榎木津礼二郎を彷彿とさせるところが多々ありますね…
まあ、礼二郎さんはこんなに情けなくはないけどねw)

病んだ人々が癒される過程で、ちょっとホロッとさせらる部分もあり、
読後感はどれもほんわかぬくぬくです。

ただ、最新刊の「町長選挙」はちょっと毛色が変わって来ていて、入っている
4編中3編は、読むともれなくモデルがわかる有名人のパロディみたいになって
これはこれで面白いですけど、ちょっとしらけるというか、なんか読んでて
気恥ずかしい感じがする部分もありました。

最後の話「町長選挙」では、物語の舞台は初めて地下の診察室から
遠く離れた離島に…で、これがちょっとイマイチだったかな。

マンネリ化を避けたいのかもしれないけれど、こういうのは、きっと
予定調和だからこそ読者のカタルシスがあるんじゃないかと思った次第です、はい。

若干失速の気配を感じましたので、願わくは、このままフェイドアウトしないで、
伊良部先生の活躍が長く続いていってくれますように。

あっという間にサクサク読めますし、馬鹿馬鹿しいようで考えさせられる、
そして結構癒される、忙しい方におすすめのシリーズです。








posted by ねこてん at 17:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月25日

音色のこと

ねこてんはバイオリンを習い始めて、1年と1ヶ月になります。

4歳から18歳まで、(親に無理やり)ピアノを習わされていたので、
楽譜は読めましたが、バイオリンは触るのも初めてで、最初は本当に
付属品(肩当てとか)の付け方、楽器の構え方、弓の持ち方から始まりました。

ピアノと違い、キーを叩けば音が出るという訳ではないし、右手と左手が
まったく別の役割を担って、違う動作をする楽器ですから、何からなにまで
勝手が違い、音が出て、譜面通りの音程を連ねることができるだけで、
そりゃあもう感動モノでした。

良い先生に恵まれて、過度のプレッシャーを与えられることなく、
楽しくレッスンが続き、結構順調に弾けるようになっていってる気がしたものでした。

しかし、最近特に自分の音の汚さに辟易して、凹むことが多くなりました。
ちなみに、今レッスンで見て頂いているのは下記です。
■小野アンナ音階教本 H dur
■Kaiserエチュード12番
■鈴木教本2巻の11、ベートーベン メヌエットト長調
そろそろ、Kaiser1巻と鈴木2巻が終了しそうなので、今日Amazonで、
Kaiser2巻と鈴木の3巻を注文したところです。

普通、継続日数と1日の練習時間(朝15〜20分、夜30〜45分。できるだけ
合計で1時間を目標にしています)から考えると、妥当な進み具合なんだろう
と思うんですが、子どもと違って残り時間が少ないので焦ります。

練習に関してひとつだけ絶対守ろうと決めて、今までの所実行しているのは、
とにかく、楽器を持たない日を作らないことです。

ピアノを習っている時、先生によく言われた、
1日練習しなければ自分に分かる。
2日練習しなければ身近なひとに分かる。
3日練習しなければ聴衆に分かる。
という言葉を覚えているからです。

・・・と言っても、子供の頃はどうやってサボろうかといつも
画策していた、ダメな生徒だったんですけどね。

ピアノよりバイオリンが合っていたのか、ただ単にオトナになり持ち時間が
少ないことを自覚したからなのか、今のところ、まったくバイオリンに触らなかった
日はありません。(そのかわり10分しか練習しない日とかはありました(・ω・;))

で、ここに来て、自分の出す音の曖昧さ、汚さに絶望しているという訳です。

1音づつ、満足の行く音が出るまでとことん弾いて、譜面のどの音を指されても、
さっと揺るぎない音程で豊かな音が出るように時間を掛ければよいのでしょうか。

たぶん、そうなんだろうなあと思うんですが、その緻密な練習がまだできていません。

1音づつゆっくりだとなんとか格好がつく右手の動きが、音をつなげてスピードを
上げると、たちまち崩れてあっちへ行ったり、こっちへいったり。
移弦のタイミングが遅すぎたり早すぎたりで、雑音が混ざります。

出そうとしている音も不安定に揺れ、上滑りのスカスカした音になる
もしくは焦りすぎて力が入り、ギーっと不快な音が交じるかの2択になるし。

圧倒的にトータルの練習時間が足りないんだろうなあ。

でも、「だから今はまだ仕方ないんだ」となかなかいい意味で開き直れないんですよねえ。

おとなになると、色々考えたり比較したり過去を照合したりできる分、
身の程知らずのハードルを自分に設けてしまうので、困ったもんです。

音楽の妖精が飛びながらキラキラと振りまく粉に精一杯手を伸ばしても、
妖精は、見失うほど遥か遠くを飛んでいて、指先にも掠らないです。

なかなかに切ない状況ですが、不思議なことに辞めたいとはまったく思わないので
こんな愚痴みたいなことを、都度書き続けて行こうと思っています。

posted by ねこてん at 14:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | バイオリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

レッスン 第34回目

今回、久しぶりにレッスンの間隔が1週間でした。

毎週レッスンがいいな〜と思っていたけれど、いざそうなると、全然準備不足でした。

音階のみ、H-durに進むことができましたが、
Kaiser12番は、最初、4音スラーで挑むも途中でヘタれて「デタッシュでいいですか〜」と
情けないお願いをし、なんとか最後まで弾きはしましたが、当然お持ち帰り。
特にA線のC♮とC♯が曖昧になるので、もっとはっきり違う音で弾くことを注意されました。

鈴木2巻、ベートーベンのト長調のメヌエットは、ヴィブラートをもっと次の音ギリギリまで
かけ続けること(次の音を出す準備を無意識に身構えてしまって止まってしまうんですねえ)、
Trioに入ってからの弓の配分が、最初の音を強調するために極端に1音目のみ早くなってる
のでゆっくり落ち着いて。

自分的には、情けない曖昧な音も、もう少しなんとかしたいです。

というわけで、お持ち帰り。

まあ、仕方ない。

で、最後にまた発表会の話になりました。
先生、今週は先週と違って「(出ても出なくても)どちらでもいいですよ。どうします?」と。

いや…そう言われると、天邪鬼がむくむくと起き上がってきて、「じゃあ、出ます」と
答えてしまうねこてん(馬鹿)

次回レッスンで発表会の曲決めをします。
なんか、ソロで一曲。大人同士の少人数の合奏で一曲、子供達も一緒の全体合奏もあり、
計3曲も出ることができるという豪華絢爛プログラムだそうです。

楽しみなような、そうでもないような…。

でも、合奏は楽しみです、うん。


次回は2週間後の3月9日(土)11:00からレッスンです。
まだ合格は先の話になると思うんですが、発表会の曲を決めるために
鈴木3巻を持ってくるように言われたので、カイザーの2巻と一緒に、今日
Amazonで注文しました。

教本が新しくなるのはやはりワクワクしますね。




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2013年02月22日

アルコールストーブの種類

海外でも日本でも、アルコールストーブの自作をしている方は多いです。

ねこてんは、まだ作ったことはありません。

火を燃やす道具を自分で作るということが、なんだか怖い気がするからです。

うまく作れなくて、ドカーンと爆発したりしないだろうか…
そこまで大きなことにならないにしても、下手な接合部から知らない間に
燃料が漏れていて引火したりして…

と、ネガティブな思いに囚われてしまいます。

工作大好きだし、何かやりたいと思ったら、綿密な計画とか見通しとか
ほぼ考えない見切り発車でとにかくやってみる方なのに、何この腰の引けた感じ。

考えてみると、この不安はアルコールストーブの構造をちゃんと
理解していないことから来ているのでは?と思い至りました。

と、言うことで、作るかどうかは別として、まずアルコールストーブって
どういうもののことを言うの?なんか色々呼び名があるけれど。

そして、燃料がアルコールってことは分かるけど、実際どうやって
燃えているの?という基礎的なところから調べてみた。


■なんだか知らないけれど、名前がいっぱいある。

本体の素材は何にせよ、とにかくエタノール、メタノールを燃料に使った
燃焼器具のことをアルコールストーブとくくってよさそう。

本体素材は、手近なところで(空き缶を利用する)アルミ、スチールが一般的。
商品として売っているものは、ステンレスやチタンなどもありますね。

アメリカっぽい名前といえば、下のみっつ。

<キャットストーブ>
キャットフードの空き缶を使ったところから呼び名が付いたと言われる
これはスチール缶ですね。

<ペニーストーブ>
上部の燃料注入穴を塞ぐのに1セント硬貨(ペニー)を使ったことから
こう呼ばれるらしい。

<ペプシカンストーブ>
なんか、アメリカではペプシの缶がよく自作ストーブに使われるそうですよ。
そのため、こんな名前で呼ばれることもあるとか。

日本では、ビールのアルミ缶や、コーヒーの缶、小ぶりな所でウコンの力の缶も
よく利用されているようですね。

なるほど…海外では本体素材の缶の正体由来などの名前で、色々呼ばれているけれど
結局これらはみんなアルコールストーブであると。ふむ。


■構造的にも何種類かに分かれるらしい。

色々見ていると、大きく分けて2種類の外観があることに気づきました。

<上部が大きく開いていて、そこに直接ドボドボとアルコールを注ぐタイプ>

これは非加圧式と言って、開口部の周りにグルリとガスレンジのように炎の出る
小さな穴が開いているのがオーソドックスな形。

ねこてんの持っている「トランギア」や「アロクス」なんかはそのタイプですね。

この炎の噴出口が上ではなく横の壁(つまり本体の筒の比較的上の方)に開いている
ものがサイドバーナー型。

これだと、開口部に直接ケトルや鍋を乗せても、炎の噴出口を塞がないので、
五徳がいらないという利点があるそうな。

ねこてんはこの形は使ったことがないけれど、バランス的にどうなんでしょうね。
五徳なしで直置きだと、不安定にはならないのかな…。

これら開放型の場合開口部からも炎が出ていますから、それを塞いだら、
火力が周りの火だけになり、お湯の沸くのに時間が掛かりそうですねえ。

反面、広範囲の燃料気化がない分、燃費はよさそう。

ちょっと興味津々です。

自作第一号はこの形かな?

作るのも一番易しそうだし。


<上部は密封され、ごく小さな穴が燃料注入のため開いているタイプ>

これは加圧式といいます。

上部にポツンと開いた小さな注入口から注射器やスポイトみたいなもので
燃料用アルコールを入れます。

その穴はネジで塞いで密閉したり、先に書いたようにペニーを乗せて塞いだり
して、受け皿の上にのせ、まわりや上部にプレヒート用のアルコールを注いで
そこに火をつける事により、内部のアルコールを熱して気化させ、上のぐるりの
ポツポツからアルコール蒸気となって立ち上り火がつく仕掛け。

利点としては、開放型(非加圧式)より強力な火力が得られることらしいんですが、
ねこてんは試していないので、ほんとうかどうかわかりません。

まわりにバシャバシャとアルコールを撒いて、火をつけるところが
ちょっと怖そうです。

作るのも難しそうなので、自作はないかなあ。

商品化されているものがあれば、次回買ってみたいと思います。


こうやって書いてみると、ねこてんの中で、アルコールストーブというものが、
ちょっと整理されてきました。

時間がある時に、模式図とか描いて追加しますね。

今日は、ここまで〜


posted by ねこてん at 13:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | アウトドアストーブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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